お見合いの世話人の心構え
結婚は、当事者双方にとって、人生で最も大切な行事なので、仲人を頼まれたからといって気軽に引き受けないよう、ご注意下さい。
引き受ける前に、まず2人に実際に会って、どのような結婚生活を望んでいるか?など、事前によく聞いて、そのうえで次のような点をチェックしておく必要があります。
結婚する意思のチェック
子供がある程度の年齢を過ぎると、当事者の子供より、親の方が心配して、本人の意思とは関係なく、知人・友人に見合いを依頼する場合がありますが、親がその気でも、当人にその気がなくては、仲人を頼まれても、余計なお節介になってしまいます。
しかも、両親は知らなくても、当人は恋愛中ということもありますので、親の話とは別に、必ず当人に会って、結婚の意志があるのか?見合い話しを進めていいのかどうか?を、しっかりと確かめておく必要があります。
経済面をチェック
結婚生活を維持していくためには、経済的なチェックも重要な条件ですので、働くのは夫だけか?共働きを希望するのか?その場合の収入はいくら位で、その収入で2人がどのような生活を望んでいるのか?などについて、事前に具体的に聞いておく必要があります。
健康状態をチェック
結婚生活を始めるにあたって、お互いが健康であることは大切ですから、お互いの健康状態を事前に理解し合っておくために、健康診断書を取り代わすように勧めても構いません。
遺伝的な不安があるかどうか?は、非常にデリケートな問題なので、後でトラブルの原因にならないよう、仲人としても事前に知っておいた方がいいと思います。
希望条件をはっきりさせる
「良い人なら・・・」という曖昧な条件はトラブルの元なので、可能な限り、具体的に、希望する条件を聞いておくようにしたいものです。特に、結婚後に両親と同居するか別居するかは、はっきりとさせておく必要があります。
嫁と姑の関係は、いつの世でも問題になります。最近のように子供が少なくなり、半分近くが長男か長女になると、最終的に親の生活を、どこで誰が世話していくかは大切なことになります。